J先生
2ヶ月の間にあったこと、その2
後輩の丸顔くんから飲みのお誘いがあった。
彼が担当している病院のJ先生が一緒に飲みたいから私を連れてこいと言ってくれてるらしかった。
J先生とはある機会に偶然一緒になって飲んだのがきっかけで、時々このようなオファーがある。
馬があうというのか、いつも馬鹿話炸裂で、楽しい時間を過ごせるのだが、翌日になると何を笑っていたのか思い出せないくらいどうでもいい話題で盛り上がる。
今回は幸いなことに話題をまだ一部覚えている。
J先生は自分のことを変態という。人間40を過ぎたら誰でもその人の変態性に気付くものだというのが持論である。
この年になって自分の変態な部分を語れないというのは人間として成熟していないとも。
J先生は丸顔くんに問う、「おまえはどんな変態なんや?」と。
先生の熱い語りにノーと言えなくなっている丸顔は語り出した。
「実はですね…」
あー罠にはまった、と内心にやにやしながら聞く二人であるが、丸顔は自分の住む部屋の窓から隣のマンションが見えるのだけど、ある日カーテンの隙間から、風呂上がりの女性が全裸で歩いてるのが見えて、それ以来、帰宅したらまず窓辺に向かう習慣が…と語り出した。
J先生はすました顔で、「あ、ピープ(覗き)な。」と、肯定的に受けとめる。
ちなみにJ先生の変態は強烈な男尊女卑らしい。
先生の中では帝国軍人とメリヤス工場の女工ぐらいの格差があるらしい。
もちろん、実際には女性に対して紳士で、そんな扱いをすることはない。
かつて同じ価値観の変態と巡りあったことがあって、大いに盛り上がったらしいが、後日その人から帝国軍人モノのアダルトビデオが送られてきたそうだ。
こんな馬鹿話を延々としているのだけど、専門領域では日本を代表する腕の持ち主である。
日夜、激務をこなし、ストレスはこうして笑い飛ばしてまた明日元気に働く、魅力溢れる先生である。
元気な大人って、いいなぁ。
後輩の丸顔くんから飲みのお誘いがあった。
彼が担当している病院のJ先生が一緒に飲みたいから私を連れてこいと言ってくれてるらしかった。
J先生とはある機会に偶然一緒になって飲んだのがきっかけで、時々このようなオファーがある。
馬があうというのか、いつも馬鹿話炸裂で、楽しい時間を過ごせるのだが、翌日になると何を笑っていたのか思い出せないくらいどうでもいい話題で盛り上がる。
今回は幸いなことに話題をまだ一部覚えている。
J先生は自分のことを変態という。人間40を過ぎたら誰でもその人の変態性に気付くものだというのが持論である。
この年になって自分の変態な部分を語れないというのは人間として成熟していないとも。
J先生は丸顔くんに問う、「おまえはどんな変態なんや?」と。
先生の熱い語りにノーと言えなくなっている丸顔は語り出した。
「実はですね…」
あー罠にはまった、と内心にやにやしながら聞く二人であるが、丸顔は自分の住む部屋の窓から隣のマンションが見えるのだけど、ある日カーテンの隙間から、風呂上がりの女性が全裸で歩いてるのが見えて、それ以来、帰宅したらまず窓辺に向かう習慣が…と語り出した。
J先生はすました顔で、「あ、ピープ(覗き)な。」と、肯定的に受けとめる。
ちなみにJ先生の変態は強烈な男尊女卑らしい。
先生の中では帝国軍人とメリヤス工場の女工ぐらいの格差があるらしい。
もちろん、実際には女性に対して紳士で、そんな扱いをすることはない。
かつて同じ価値観の変態と巡りあったことがあって、大いに盛り上がったらしいが、後日その人から帝国軍人モノのアダルトビデオが送られてきたそうだ。
こんな馬鹿話を延々としているのだけど、専門領域では日本を代表する腕の持ち主である。
日夜、激務をこなし、ストレスはこうして笑い飛ばしてまた明日元気に働く、魅力溢れる先生である。
元気な大人って、いいなぁ。
by bingolgo
| 2009-10-27 16:27