30代後半男の惑い

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奇遇ですねぇ

支店にある書類棚やロッカーを営業所で譲り受けることになり、運送業者さんが搬入するので、指定の時間に帰社しておいてほしいとボスから連絡があった。

指定の時間に荷物を運んできてくれたのは私服の3人組。
3人とも、ものすごくタバコ臭い。
おそらくトラックを運転中に吸いまくっていたのだろう。
搬入作業も危なっかしい感じで、プロではなさそうだ。

10分程の作業だったが、お世話になったので、コーヒーでも飲んで帰ってもらおうと、ホットコーヒーを作っていると、2人は台車を降ろしに出てしまった。
残っていた人に、「よかったら皆さんで車で飲んでください」とトレイに入れて渡そうとすると、「あ、2人はもう帰ったんとちゃいますか?」とのこと。

2人が運転してきて、残っていた人は搬入用に現地で合流したのだった。
「ほな、私だけいただきます。」

関西からお越しですか?と聞くと、元は大阪だけど、もう30年もこちらで仕事をしているとのこと。
大阪弁はなかなか抜けませんわ、住んでたんは京都よりの枚方ってトコなんですけどね。

奇遇ですねぇ。私は牧野に住んでました、と伝えると、相手も牧野が最寄り駅だった。
「御殿山と牧野間の一号線沿いで淀川との間にポコッと家がある地域がありますんねんけど、そこですわ。道がカーブになってて何度か車が家に突っ込んできましたわ。」

これがきっかけで話がはずみ、コーヒーをおかわりして話しこんだ。

入ってきたときは怪しげな人だったが、帰るときはなんだか名残り惜しかった。
人間、話してみないとわかりませんね。
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by bingolgo | 2009-02-27 01:32

おくりびと

週末の仕事の代休だったので、映画を観にいきました。
ちょうど今日、第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」です。

話題の最中にあるためか、ウイークディの朝なのに、結構お客さんがいました。
それもいつになくお年を召した方も多かったです。

近年の日本映画の傑作であることは確かです。まだご覧になっていない方はぜひ足を運んでほしいと思います。
心が浄化されるような涙が自然に溢れる素晴らしい映画でした。

納棺師という職業があることを初めて知りましたが、私たちも映画を通じて人の死を見届けます。
死をテーマにした映画は、ついその状況を自分の環境に置き換えて観てしまい、ストーリーの細部に目が行かずに短絡的に感情移入してしまいます。
上映中の1/3位は涙が出そうになるのを堪えながら観るはめになりました。

エンディングロールをぼんやりと眺める頃になりようやくこの映画のメッセージが改めて胸の奥からじわじわと伝わってきます。

亡くなった人と向き合い、冥途への旅支度をしてあげる主人公。
敬意が伝わる真摯な仕事と温かい目に“いのち”に関わる仕事をしている誇りを感じました。
しかし、幼い頃、母と自分を捨てていなくなり憎んでいた父に遺体で30年ぶりに目にしたときに、一人の人間として思わず言葉がでます。

「70数年生きてきて、残すものがダンボールひとつという人生って何なんだろうね」


ところが、地元の葬儀業者が父の遺体をぞんざいに扱う姿を見て、彼は憤りを感じます。
業者を制し、納棺師として、子供として、父と向き合う。


私は思う。生きている間は何をしてきたかは大切で、それがその人の価値を決めることではあるけれど、亡くなった時、それとは別に、今まで生きて来たこと自体に畏敬の念を持つべきなのだと。
人に何も与えずに生きていくことは不可能であるし、苦労なく命を終える人などいないのだから。

今の世の中、目に見えるもので価値が計られ、無形のものは軽視されるようになってきている気がする。
思いやりとか感謝とか人間らしさとかこころとか、こういう抽象的な言葉が淡々とした流れのなかに溢れている映画でした。

アカデミー賞の受賞を嬉しく思います。観てよかった。

*興味持たれた方はこちらもご覧ください。
映画紹介と素晴らしいレビューがたくさん載ってます。
映画生活 おくりびと
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by bingolgo | 2009-02-23 22:55

死にかけて思ったこと

壊すことに関して皆様から前向きなコメントをいただけて嬉しく思っています。
さて、ブログ再開後、私の文章に命や年齢に関することが目につくようになったことに気づいている方もいらっしゃるかと思います。
実際のところ私自身、死にかけてから命の有り難みをとても意識しています。

昨年の夏、がうち氏とサウナに行ったときのことです。忍耐強い鉄人ガウチは永遠にサウナに籠もってそうだったので先に出て水風呂に入りました。クールダウンして再びサウナに入ると数分で目の前がクラクラしてきました。
鉄人モアイ像は平気そうです。
先に出ておくよと声をかけ外に出るとフラフラします。近くにあった椅子に腰掛けましたがクラクラは直りません。
気分悪くなり横になったとき、心臓の鼓動しかも乱れ打っている様子がわかり、意識が遠のいていきました。
必死で目を開けて意識を保とうとしますが自然に目が閉じてきます。

人生初めて「死」を意識しました。

その時に頭に浮かんだのは「全裸で救急車に乗りたくない」という強い気持ちでした。

意識がなくなりそうな場面にもかかわらず私は立ち上がり脱衣場に向かい、気合いで着替えました。

結局意識を失う事無く、しばらく経ってのんびりした顔で上がってきたガウチに介抱され、なんとか回復しました。

この時に感じたのが、今日死ぬこともあるのだから、今日を大事にしようということ。

それと、こんな緊急の場面に思い浮かんだのが家族じゃなくてパンツだった自分が恥ずかしい。
フル○ンよりも恥ずかしい。

過去よりも明日よりも今日を大切にしよう、今生きていることはとても幸運であることを感じながら世の中に関わろう。

これが死にかけて思ったことと、死にかけた後で思ったこと。

命は大切です。
今日を大切に。

サウナには気をつけよう。
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by bingolgo | 2009-02-20 16:00 | 日記

直すより壊す

漠然と心の中で感じていたことが、ある瞬間に鮮明になって心のモヤモヤが晴れる時がある。

私の会社には個人の資料を保管する棚があるのだけど、私の棚はもう限界に来ていた。新しくモノを保管するスペースがないのだ。
今までは、資料の中で使わなさそうなものを選択して棄ててそのスペースを置き換えてきたが、ついに保管している資料の重要度が同じ位になってしまい、棄てるものを選べなくなってしまったのだ。

悩んでいるときにふと思った。

一旦全部棄てよう、と。

毎日使わないから棚にある。いつか役に立つかもしれないし、なかったら困るものかもしれないが、当面必要ないものばかり。
この中で絶対必要なものだけを残して後は全部棄てよう。


この棚に自分自身を見いだしていた。いわば経験とか思い出とか、過去の出来事にとらわれて新しい価値観を取り入れたり、今までとは違った行動がやりにくくくなっている自分を感じているのだ。
自分では財産と思ってきたことが実は足かせになっていることに気付き始めていた。

自宅の本棚もそうだ。
いつか読もうという本やいつかもう一度読もうと思っている本でいっぱいで新しい本を置くスペースがないのである。

それらをガサッと抜きとれば新しいものがいくらでも入るのだ。

40年近く生きて集めてきた本をすべて読み直していたらそれだけで終わってしまう可能性がある。ゆっくり過去を振り返っている余裕はないのかもしれないなと思う。
どれだけ新しいことをできるかどれだけ成長できるか?

今までのスタイルを保ちつつ新しいスタイルを取り入れるのは意外と難しい。
土台が変わらなければ上に乗っかるものは大差ないだろう。
一旦土台を壊してより大きい土台を作る時期にきているのではなかろうか。

こじんまりしたじいさんにならないために土台を壊そう。

着手したいと思いつつ、できていなかったことができそうな気がする瞬間。
環境が整うのを待つのではなく、自分が環境をつくる。

さてどこまでできるだろうか。
躊躇したり、停滞したら、すかさず壊すことを思い出そう。
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by bingolgo | 2009-02-18 21:22 | 日記

幻~井上ジョー

岡山は特徴がなく、地味な県だけど、実はレベルが高くて自慢できることが結構ある。
その中のひとつが地元のFM局。

車に乗っているときはほぼ一日中流しているのがエフエム岡山(76.8)
特にDJの森田さんと牛嶋さんの語りは素晴らしい。

今月のSLAPSHOTでガンガン流れている井上ジョーさんの「幻」は2月18日のリリースだけど、発売前に発掘したスタッフのセンスも素晴らしい!

デビュー曲のCLOSERもいいけれど、幻は更にパワーアップしている感じ。
久し振りに発売日にCD屋さんに買いに行きたいと思う曲だ。
シンプルな音とナチュラルな声。才能を感じます。

こういう曲を選べるエフエム岡山に脱帽。
よかったら視聴してみてください。

SONY MUSIC/井上ジョー/幻

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★Youtube★ nangoku35さん情報ありがとうございました(2009.2.15)

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by bingolgo | 2009-02-14 01:06 | You Tube

Re:やさしい気持ち

中学時代だっただろうか、Tears for fearsの「ルールザワールド」という曲の広告で、

“10年経っても名曲”

というフレーズが使われていた。
この曲が当てはまるかどうかは定かではないが、10年経っても良い曲だと思える曲が本当の名曲というのは真実だろう。

最近よくFMで流れている、HALCALI(ハルカリ)の歌う「Re:やさしい気持ち」

チャラのやさしい気持ちが流れていたのは、私が結婚する前だったから、もう10年以上経っているのだ。
未だにこの曲のイントロを聴くと耳を傾けて聴き入ってしまう。
これほど歌詞とメロディと歌手がぴったりとかみ合った歌はないと思う。
まさに10年経っても名曲である。

あれから10年を経て、2009年に蘇った。
個人的にはこの歌をシングルとしてカバーするのは反則に近いと思っていた。
曲の完成度がとても高いので、話題性だけでも売れてしまうから。

初めて聴いたときは正直違和感を覚えた。
だけど、何度か聴いていると、チャラとは違うメッセージを乗せた“やさしい気持ち”が伝わってくる。

「ひとつだけワガママいいですか?」

HALCALIとCharaを繋ぐ素晴らしいフレーズ。

Charaをライブで聴いていない若い子たちにぜひ聴いてほしい曲です。
ヒットすればいいなぁ。



 ↑すぐに視聴できなくなりそうなので、お早めにどうぞ。

Re:やさしい気持ち 歌詞 歌ネット
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=75840
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by bingolgo | 2009-02-13 00:45 | You Tube

風邪気味。。。

この冬は重い風邪系の病気に罹っていないので、このまま春を迎えられたらいいな、と願っていたけれど、どうも風邪の前兆を感じる今日この頃。

「あれが原因かな?」と思いつくことが二つある。

ひとつは土曜日に子供とサッカーをした後で帰宅してうがい&手洗いを忘れていたこと。
もうひとつは金曜日の昼食に寄った王将で隣の席の営業マンが咳とくしゃみをしまくっていたこと。

前者vs後者 では1対99位の割合で後者が怪しい。

あまりに激しい咳とくしゃみだったので、私はチャーハンを持って席を移動しようかと真剣に考えていた。
だが、「入れ替わり座った人がかわいそうじゃないか?」と妙な正義感が芽生えてしまい、結局動けずじまいだった。

今までは風邪に関しては、「ひいてしまったらしょうがない」的なスタンスだったが、子供を持つようになり、仕事も多忙になると「絶対ひきたくない」的なスタンスに変化してきた。
それに伴い、風邪ひきさんの振る舞いが気になるようになってきた。

咳やくしゃみをするときに周りを気にしている様子がない人が結構いる。
マスクって風邪をひいていなくても常備しておいたほうがいいなと思う。

しかし、飲食店での防御は不可能に近いものがあるな。
やられるべくしてやられてしまった感のある今回の風邪である。
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by bingolgo | 2009-02-09 22:55

手編みのセーター

今日は母が遊びにきて、娘に編み物を教えてくれた。
オンナっぽいことに目覚めつつある娘は真剣に練習をしている。

その姿を横目に眺めつつ、「いつか好きな男の子に手編みのセーターを贈る日が来るのだろうな」と思い複雑な気持ちになる。

手編みのセーター。
時間と労力をかけた愛の結晶が相手の体を包む。
それは思春期の女の子にとっては最大の愛の表現。

相思相愛の女の子からもらうセーターほど感激することはない。
「お、おれのために!」と彼女が渾身の力で投げた真ん中ストレートの直球を受け止め、ヒリヒリするほどの感動を覚えるものだ。

しかし、手編みのセーターは告白とともに贈られることが多いのも事実である。
好きではない子から贈られる手編みのセーター。
気持ちはありがたいけど、後が困る度では、知らない神社のお守りをもらう時といい勝負だ。

赤道直下と北極点ほどの両者の温度差は、ヒリヒリするほどの痛みを伴う。


娘が幸せな青春を過ごせますように、と心から祈る。
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by bingolgo | 2009-02-07 23:44

インフルエンザと風邪に思う

当地ではインフルエンザの勢いは下がってきたのだけど、お隣の香川県では現在猛威をふるっている。
毎年冬になるとびくびくさせられるインフルエンザのニュース。
子供たちが罹らないかヒヤヒヤものである。

しかし、ふと自分が子供だったころのことを振り返ってみると、インフルエンザは何年かに一度流行する程度の周期であったような気がする。
私自身、少年時代に罹った記憶もないし、友達が連鎖的に学校を休んだ記憶もない。

いつからだろう、毎年欠かさず日本にやってくるようになったのは。

2本線の青鼻たらしてるコドモもすっかり見なくなってしまった。
冬の事情も時代とともに変わるものだ。
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by bingolgo | 2009-02-05 23:30

長い保留音

問い合わせがあり担当先に電話をかけた。

相手の名前を告げると電話口の向こう側で躊躇した空気が伝わってきた。

「少々お待ち下さい」

保留音に変わった。静かに待つ私。

一分を過ぎただろうか、パッヘルベルのカノンがリピートされる。
カノンを聞くとドモホルンリンクルのCMが頭に浮かぶ。
最近CM回数増えてるのか、偶然見ている番組のスポンサーがかぶっているのか、ナレーションの声まで浮かんでくる始末だ。

顧客指向のいい会社なんだろうなと思う。だけどなぜか好きになれない。
優等生すぎるのだ。
ひとつの事例を上げてそれがすべてであるとするような作為を感じる。

そもそもドモホルンリンクルはすごいのだろうか?
多分、1番重要な部分なのに、そこは当然素晴らしいものとして何も語らず話を進めているところに大人の偽りの笑顔に似た感じを覚えてしまう。

企業姿勢は解った、肝心のモノはどうなんだ?!
だんだん善人が悪人に思えてきた。

「もしもし…」


私「もしもし?」
しまった、こちらからかけたのだった。

いつの間にかお客さまサポートセンターにでも電話している気分になっていた私である。

結論から言えはドモホルンリンクルは悪くない。
私の好きなパッヘルベルのカノンをイメージアップに使うのが悪いのだ。
イメージ戦略、おそるべし。
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by bingolgo | 2009-02-03 14:59 | 日記
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Welcome to my life!


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